ソフマップ(Sofmap)

価値創造ストーリー Vol.7 Professional

女性メンバーによる集客プロジェクト

もっと女子が楽しめるアキバへ!

ソフマップAKIBA④号店 アミューズメント館6階は、木目とレンガを基調にした明るいフロアです。店内には、コミックやノベル、アニメ、舞台などで女性に人気のキャラクター商品が並び、エプロン姿の女性店員がお客様をお迎えします。女の子がひとりでも立ち寄りやすいこのフロアは、社内公募で集まった5名の女性メンバーによって運営されています。企画、店舗づくり、商品構成、販売促進、接客など、すべてを担う彼女たち。その奮闘を2名のメンバーを通してご紹介します。


大好きなアキバとアニメにかかわるチャンス!

営業部 主任
平松 愛海(ひらまつ まなみ)

私たちが取り組んでいるのは「女性集客向上プロジェクト」です。ビックカメラグループには、新規・既存の事業・企画に対して、挑戦したい社員を募る「ポストチャレンジ」という制度があります。女性集客向上プロジェクトもポストチャレンジを通じてメンバーが集められました。

この制度では上司に報告することなく、興味があれば誰でも手を挙げることができます。私も所属部署を離れてプライベートブランドの商品開発に携わったことがあります。会社の垣根がないのも魅力ですね。グループ会社の社員は、ビックカメラ、コジマ、ソフマップのどのプロジェクトにも応募できます。

ところで、私は秋葉原から電車で10分ほどの場所で生まれ育ちました。アニメやゲーム、マンガ、海外ドラマが大好きで、幼い頃からアキバに親しみ、ソフマップでもお買い物を楽しんできました。ファンへの気配りが行き届いたソフマップの店舗は居心地が良かったですね。

そして、入社8年目に今回のプロジェクトがポストチャレンジに出ました。もう、すごい勢いで応募しました(笑)。「女性」「アニメ」「アキバ」「ソフマップ」という、私の興味や強みを生かせるプロジェクトです。何としても取り組みたくて、面接ではアニメやゲームが好きであることを熱くアピールしました。濃く語り過ぎて、面接官が引いてしまったときは「やり過ぎた!」と思いましたけど(笑)。

アキバにおける女性の潜在的な需要

ソフマップAKIBA④号店 アミューズメント館 店長代理
名波 文香(ななみ あやか)

神戸出身の私は、音楽大学でクラリネットを学び、ビックカメラへの入社を機に上京しました。秋葉原勤務になったきっかけは2017年、ポストチャレンジでビックカメラ AKIBAのオープニングメンバーに応募したことです。

実家がパソコン一家だったこともあり、アキバといえばパソコン街のイメージだったのですが、世界中の人たちがアニメやゲームを求めてこの街に集まる光景を目の当たりにしました。サブカルチャーの中心地としてのパワーに圧倒されながら1年が過ぎた頃、アキバにもっと女性を集めようという今回のプロジェクトを知り「おもしろそうだな」と思いました。

私はアニメやゲームに詳しいわけではありませんが、秋葉原が女性に優しい街になってきたことは、平松さん同様に感じていました。たとえば、以前はボリューム重視の飲食店ばかりでしたが、最近はカフェやおしゃれな内装の店舗が増えました。駅にはファッションビルがあり、レストラン街が入っています。大阪の有名なスイーツショップもやってきました。
ショッピングの後でお茶をしたりご飯を食べたりする場所があることは、女性にとって魅力的です。そうであれば、次は女性目線でサブカルチャーを発信する店が必要だと感じました。私は、それをソフマップという新しいフィールドで挑戦しようと決心したのです。

「6:4」をめざして女性5名が集結

(平松)2018年8月、女性集客向上プロジェクトに応募した中から5名の女性メンバーが選ばれました。年齢は22歳から31歳に広がり、趣味もライフスタイルも異なります。前部署での仕事も、写真現像、家電のまとめ買い、パソコン、白物家電、営業とバラバラです。そんな私たちに与えられた使命は「6:4」でした。お客様の男女比を6対4にするのです。女性4割の集客をめざしてプロジェクトはスタートしました。

まず、社内データで来店者の比率を確認して驚きました。男女比は「99.9:0.1」。学生時代、ソフマップに通っていた自分は0.1%の存在だったのですね。私たちは秋葉原を飛び出して、表参道や渋谷、新宿などで、女性に人気の店を訪ねてまわりました。アニメ系のショップにこだわらず、普段自分たちが利用する店舗においても、商品構成、照明、店内の雰囲気、陳列棚の様子、通路の幅、トイレなど、あらゆる部分を細かくチェックしました。

視察やミーティング、食事会などを重ねていくうちに5名の個性や強みが鮮明になっていきます。コミュニケーション力が高くて店舗のオープニング経験のある名波さんは店舗設計のリーダー。サブカルチャーに強い私は商品担当の責任者。そんな具合にそれぞれの役割は自然と定まっていきました。

徹底した女子目線での店づくり

(名波)私は最初、店舗設計や内装は、ビックカメラグループの新店舗チームが担当してくれるものと思っていました。でも、それは甘い考えでした。「本当にすべて自分たちでやらなくてはならないの?! ならば、徹底して女子目線でつくろう!」と、気持ちを引き締めて取り掛かりました。

初めてのことばかりなので、どうしたら良いかさっぱりわかりませんでしたが、隣の平松さんを見ると、彼女も商品の仕入れ先を一から必死で開拓していました。私も、社内や施工会社の方に相談しながら店舗設計を学んでいきました。

一番にこだわったのは化粧室です。女性にとって明るくて清潔であることは絶対です。暖かい色味を持たせた新しい化粧室は、パウダールームが備わっていてゆっくりとメイク直しができます。全身が映る姿見やフィッティングルームもありますので、身だしなみのチェックやコスプレのための着替えも可能です。通路には大きなトートバッグをもった人がすれ違えるだけの幅をもたせ、什器も女性が商品を手に取りやすいように低くしました。

「もっとアキバに女性を!」をめざして

(名波)女性のためのアニメ専門フロアは、プロジェクトチーム発足から4ヶ月後にオープンしました。初日は「来店者数がゼロだったらどうしよう」と胃が痛かったのですが、レジに行列ができるほどの盛況ぶりで本当に嬉しかったです。
今回、私は社内のたくさんの人に助けていただきました。でも、じつは入社以来、自分はいつも周りの人に支えられていました。そこに気づけたことも、このプロジェクトに参加した大きな成果です。

私たちはいま、もっと女性のお客様にご来店いただけるように毎日頑張っています。VTuber(架空のキャラクターでYouTubeの動画配信を行う人)と連携した体験型イベントも企画しています。ソフマップAKIBA④号店 アミューズメント館のイベントフロアで、男性VTuberグループ「黒の声約者」と直接コミュニケーションが取れる機会の創出です。いまは男性のお客様がアイドルイベントで並ぶこのフロアを、いつか女性でいっぱいにするのが目標です。

(平松)お客様のご要望もTwitter@sofmap_girls)を通じてダイレクトに伝わってきますので、それらを積極的に商品構成に反映させているところです。将来は、書籍やDVDなど、アイテムの種類をもっと広げたいですね。主婦を含めたサブカル好きの女性が、ここに来ればなんでも手に入る。そんな売り場をめざしています。

今回のプロジェクトでは、見知らぬ5人の女性が一緒になり、ゼロから売り場をつくりました。個性豊かな4人の仲間と出会い、私はコミュニケーション力が不足していることを痛感しました。いまでは積極的に人と話し、視野を広げることを大切にしています。

現在、女性の来店者数は1割弱です。今後も女性ならではの目線で売り場を盛り上げて4割をめざします。そして、ソフマップの社内も「6:4」にしたいと願っています。各店に女子チームを誕生させて、女性のお客様が気軽に立ち寄れる売り場を全店につくりたいのです。夢は、秋葉原のフェスティバル「秋フェス」の女性版を開催すること。そんな大きな目標を掲げながら、これからも、もっと女性が訪れやすいアキバにしていきます!

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