山形県最上町（町長：髙橋 重美）の役場が使用していた業務用パソコンを、ソフマップITADサービスの仕組みを活用して総務省のガイドライン（地方公共団体における情報セキュリティポリシーに関するガイドライン（令和2年12月発表）^※1）に準拠したデータ消去を行い、リユースパソコンとして再生し、地区の公民館、商店、農業施設等で活用する、『最上町 × ソフマップ リユースPC地域再利用事業』の実証実験を行いました。

※１　総務省　地方公共団体における情報セキュリティポリシーに関するガイドライン
https://www.soumu.go.jp/denshijiti/jyouhou_policy/

最上町役場では、情報セキュリティ対策のために従来処分されていたパソコンを地域で有効活用したいと考えていたため、今回の実証実験への参加の運びとなりました。再生したリユースパソコンは、公募によって最上町の様々な施設や事業者に寄贈されることとなり、2021年10月26日（火）に最上町役場において寄贈式を行いました。ソフマップにおいて、地方自治体との「リユースＰＣ地域再利用事業」の取り組みは初めての試みです。

寄贈式概要

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  最上町町長　高橋重美様のご挨拶

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  弊社　中阿地のご挨拶

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  町長より代表者様へノートパソコンの寄贈

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  弊社中阿地より代表者様へデスクトップパソコンの目録を寄贈

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  代表者様ご挨拶 黒沢町内会 様
  鳥獣被害対策の研修会にパソコンを活用していきます。また、地区の高齢者の行政手続き支援などにも役立てたいと思います。

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  代表者様ご挨拶 もがみ南部商工会青年部最上支部 様
  パソコンを５台寄贈頂きましたので、定期的に部員の勉強会を行いながら活動のIT化向上を図っていきます。

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  今回のリユースPC地域再利用事業で寄贈されたパソコンの一部

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  公募によりリユースPC地域再利用事業に参画された町民の皆様と記念撮影

※寄贈式は新型コロナウイルス感染症の感染防止に配慮して執り行われました。

実証実験の概要

最上町役場で使用していたパソコンは総務省のガイドラインに準拠し、NIST(米国国立標準技術研究所)800-88 Purge消去方式に対応したデータ消去手法でソフトフェア消去（Blancco Drive Eraser ^※2）を実施。その後、ソフマップITADセンターでハードディスクの物理破砕を実行。破砕後の証拠写真を添付した消去証明書を発行いたしました。
また、全ての作業工程で各処理の証跡を残す為、消去証跡追跡管理システム（ETTMS：略称エトムス ^※3）を活用し、全消去工程を管理。検査・クリーニング工程を終えたパソコンは、新しいSSD（Solid State Drive）を換装し、Windows10をインストール。すぐに使用できる状態にセットアップするとともに、使い方・設定は、ソフマップのコールセンターで「電話＆リモート」によるサポートを受ける事ができます。

※２　Blancco Drive Eraser（株式会社ブランコ・ジャパン）
https://www.blancco.com/ja/products/drive-eraser/
※３　ETTMS（株式会社ウルトラエックス）
https://www.uxd.co.jp/information/20210525/

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  ETTMSによる個品登録

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  役場内での消去作業

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  ITADセンターでの破砕作業

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  ITADセンターでのセットアップ作業

ITADサービスについて

ソフマップのITAD（IT Asset Disposition：IT資産管理）サービスはIT資産の購入から買取・リサイクルに至るまで、IT資産をライフサイクル全体でサポートする法人様向けサービスです。
『使う・活用する』・『捨てない』・『買い取る』といったリユースエコノミーサイクル（資源循環型社会）に取り組み、IT資産の適切な運用をご提案します。

今後の展望

今までは処分が当たり前だった使用済みパソコンですが、廃棄しないリユースパソコンへの再利用を本実証実験として行いました。
今後、持続可能な地域社会の実現に向けてこの取り組みを全国の自治体や企業へ拡大し、資源を有効活用、人々の暮らしのデジタル化に貢献、生活の豊かさと利便性向上、環境貢献などのSDGs推進に向けてこれからのスタンダードモデルとなるように、ソフマップでは、更なる地域活性化を図ることを目指して参ります。

今後もビックカメラグループは、地域社会への貢献を通じ、お客様のくらしのお役にたつだけでなく、地域産業の活性化にも貢献できるよう、地方自治体との連携に取り組んでまいります。