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Activity Report 03 「持ち物帳」が実現するリユースエコノミーサイクルの世界

買取総合アプリ「ラクウル」の『持ち物帳』をアップデート

2018年にリリースした買取総合アプリ「ラクウル」。手軽さと安心・安全の両立を目指す「ラクウル」の『持ち物帳』が、2021年1月に新機能を搭載し、さらなる進化を遂げました。
より使いやすさを追求した『持ち物帳』機能をご紹介するとともに、今回の新機能や今後のラクウルの展望、社会・環境への貢献に対する想いについて、開発チームのメンバーである有馬と社長の中阿地が語ります。

リユースをもっと身近に
製品の循環を日常に

「製品を捨てずにリユースをする」
そのような行動が身近になり、持っている「モノ」を売ったり中古品を買ったりすることが多くの人にとって当たり前になれば、それだけ廃棄物の削減や新たな製品製造時の環境負荷低減につながります。
そのために「ラクウル」では使いやすさを重視すると共に、取扱品目の拡大を行うことで、生活に密着したアプリを目指しています。
また、個人情報保護や製品の安全性の管理を徹底することで、安心して利用できるサービスを提供していきます。
今回の『持ち物帳』の更新は、一人でも多くの方が手間なく自然に資産を管理し、そこから「売り買い」できるというサイクルを作ることによって、循環型社会を形成する一歩になると考えています。

追加機能 1
ポイントカードの購買情報と自動連携

ビックカメラグループ各社(ビックカメラ、コジマ、ソフマップ)が発行するポイントカードを登録するだけで、購入した家電が「持ち物帳」に資産として自動で登録されるようになりました。
それにより、過去5年の購買データや最大10年の延長保証データも自動登録されます。
ソフマップの最新買取価格が手間なく簡単に確認できるようになりました。

追加機能 2
バーコード表示機能

購入証明書のバーコード表示や、保証書のバーコード表示機能を追加したことにより、ビックカメラグループ各店での「購入場所・購入日」や「保証期間」を確認できるようになりました。

追加機能 3
売り時通知と買取金額推移グラフ

希望の買取金額を設定することで、売り時をプッシュ&メールにて知らせてくれる「売り時通知」機能や日付単位で買取金額推移が表示されるグラフの機能を追加。
より理想的な金額で製品を買取に出すことができるようになりました。

企画開発者
経営企画部 係長
有馬 雄樹(ありま ゆうき)

ラクウルと『持ち物帳』の境界をなくしたデザイン

もともと『持ち物帳』は、ラクウルと区別できるようにUIやUXを設計しました。しかしラクウルからの導線上、どうしても違和感が生じてしまっていました。
今回は自動登録の機能を搭載するにあたり、ラクウルと『持ち物帳』の境界線を感じさせないデザインに変更するよう心掛けました。

直感的に使える仕様に

アップデート前の『持ち物帳』は、独自の検索エンジンを採用していました。
今回はラクウルの検索方法と統一し、ラクウルをご利用の方なら直感的に登録したい商品を探せるようにしました。登録される家電名称やカテゴリなど、細部の調整も実施しているので、資産管理機能としてもより使いやすくなっていると思います。

悩みを解決するサービスの実現に向けて

お客様の悩みを解決できるサービスの企画・開発をしたいと思っています。
今後は、愛用の家電を長く安心してご利用いただくための「保証」や休眠している家電を有効活用する「シェアリング」など、ビックカメラグループでご購入いただいた資産に対して、『持ち物帳』が最適なライフサポートをするコンシェルジュのような役割を担う。そのようなアプリに育てたいと考えています。

代表取締役社長 中阿地 信介(なかあじ しんすけ)

ラクウルが社会的に担う役割と期待

「モノ」を捨てずに循環させる社会を実現する。そのための仕組みをつくることで、環境保全につながる「循環型社会の形成」に貢献したいと考えています。
当社は30年以上前からリユース事業に従事していましたが、当時はスマホもインターネットも無い時代でした。しかしITの進化に伴い、私たちの生活はIT機器とより密接に関わるようになりました。このトレンドは今後も加速していくと考えています。
リユース・リサイクルの重要性が高まる中で、中心的に関わっていけるよう、今後もアプリのさらなる進化に取り組んでいきます。

安心・安全が大きなアドバンテージ

個人間売買が身近になっていますが、スマホなどのIT機器には個人情報が詰まっています。
早くから情報や製品管理の重要性に着目した私たちは、2006年にプライバシーマークを取得し、2020年の更新審査でも認定を受けています。また、買取から商品化まで厳しいチェック工程を設け、安心・安全なリユース事業にも取り組んでいます。
この点においては、個人間売買と比べて大きなアドバンテージがあると考えています。
それに加え、アパレルやブランド品等を取り扱うリユース事業者様と提携し、家中の「モノ」を安心して、かつラクにリユースできる仕組みづくりを行っています。

生活に密着したアプリを目指して

今後は、商品を利用する際に「安心・安全・便利」な機能も追加していきます。例えばお持ちのデジタル家電資産を無駄にしないために、運動会など年に数回しか使用しないカメラやレンズなどの資産を、使用しない期間だけシェアリングできる機能や、旅行など一定期間だけに掛ける保証サービスといった機能を検討しています。こうした機能を追加することで、より生活に密着したアプリにしていきたいと考えています。

リユース・リサイクルを当たり前に

今後、さらに重要視される環境保全に貢献していきたいと考えています。
ただ、大げさな取り組みではなく「ソフマップで中古品を買う、不用品を売る」ことが自然と環境保全につながっていく。そのような認知を高めていきたいと思います。
また他の観点では、例えば初めて買ったパソコンや携帯が、当時の思い出と直結するという方や、その「モノ」自体を大事に保管している、という方もいらっしゃると思います。そのような想いの詰まった「モノ」であっても、リユース・リサイクルすることで他の誰かに引き継ぐことが、ふつうになる時代が来るかもしれません。
「ラクに売れる」という意味で名付けた「ラクウル」。しかしそれだけでなく、思い出も管理できるようになれば、それぞれの人にとって生涯付き合うアプリになるかもしれません。
そのような役割を担う時、それはすなわち、リユース・リサイクルが当たり前の社会になったということを示していると思います。