ソフマップ(Sofmap)

Activity Report 01 中古専門サイト「リコレ!」の取り組み

「捨てない社会」の実現を目指して

当社はリユース事業を通じて地球環境の負荷軽減に貢献するために、安全な中古商品と快適なリユース体験をご提供し、お客様が安心してリユースを選択できる「捨てない社会」の実現を目指しています。
当社が取り扱うデジタル家電製品は、絶えず新製品が発売されますが、使用目的や生活シーンによっては旧モデルのニーズも少なくありません。そこで、お客様により幅広い選択肢から最適な商品を選んでいただけるよう、中古専門サイト「リコレ!」を立ち上げました。
今回は、ソフマップのサステナビリティの取り組みレポートの第一弾として『中古専門サイト「リコレ!」の取り組み』をご紹介します。

リユースに取り組む企業として、「安心」を最優先に

当社はリユース事業を展開するにあたって、お客様に安心して売却・購入していただけることがもっとも重要だと考えています。
売却の「安心」は、個人情報などのデータの保護です。パソコンやスマートフォンには、写真やメールをはじめ、重要な個人情報が保存されていますが、通常の削除や初期化ではデータは完全には消去できません。当社では、特別なソフトを使用しこれらのデータを完全に消去しています。さらに、ご希望があれば第三者機関による「消去証明書」の発行や、物理的にハードディスクを破壊するサービスも提供しています。また、買い取ったすべての商品は、商品化センターで最大68工程の品質チェックを経て店頭に並びます。

次に、購入の「安心」は製品の保証だと考えています。メーカー保証がない中古商品だからこそ、保証の充実は不可欠です。中古ハード商品には、1ヵ月の無料保証のほか、1年間の延長保証や購入後10日間以内の無条件返品保証もお付けしています。小さなキズや使用感が気になるなどの場合でも購入後10日以内なら無条件で返品が可能なため、安心して購入いただけると考えています。
単に製品を再生するだけではなく、快適に使っていただくまでがリユースです。当社では、個人売買では不安な「データの保護」と「製品の保証」が、企業としてリユースに取り組む上でもっとも重要な点だと考えています。

リコレ!の便利な使い方 保障・サービス

さらにリユースを広げるために、「リコレ!」を立ち上げ

使い捨てない社会の実現のため、当社として貢献できるのはリユース事業のさらなる拡大だと考え、新たに取り組んだのが今回紹介する中古専門サイト「リコレ!」の開発です。
同じ型番の製品でも、1点1点商品の使用感などの状態の違いがあり、中古商品は「1点もの」であるため、これまでは状態を確認して購入できる店舗販売を基本に行っていました。しかし、循環型社会への貢献を目指す当社にとって、より多くの中古商品の流通とリユース利用普及のためには、ネットでの販路拡大は必須となっていました。

アプリによる個人売買が盛んになり、ネットでの中古品売買に抵抗感が少なくなっている今だからこそ受け入れられるサービスとして、2017年に中古専門販売サイトの立ち上げに着手しました。
現物を見て購入いただくことがお客様への「安心」と考えるメンバーのなかには、抵抗感を示すメンバーもいました。しかし、「リコレ!」開発チームは、安心への配慮は店舗同様であること、さらに「リコレ!」がもたらすリユース体験の広がりや利便性の向上などを丁寧に説明、理解と協力を得て立ち上げにこぎつけました。

より安心で使いやすいサービス提供に向けて

立ち上げ時の掲載点数は「リコレ!」専用の在庫約3,000点。当社で取り扱う中古商品のほんの一部でした。また、商品の画像も個々の状態がわかるものではありませんでした。

そこで、まず着手したのが掲載点数の拡大と個々の状態がわかる画像の掲載でした。その後もさまざまなサービス拡充と改善により、安心と利便性の向上を図る取り組みを継続して実施しています。

360度の角度から見られるリコレ!の商品もセンター内で撮影

1店舗在庫もすべて掲載し、そのまま購入できるシステムを構築・導入
店舗在庫を掲載することで、「リコレ!」掲載点数は10倍の約3万点に向上。当初、注文はメールか電話で受付、店舗のレジを通して店舗から出荷、決済は代引きのみという状況でしたが、取引数は飛躍的に拡大しました。

2全商品の画像掲載と360°画像の撮影
商品化センターに商品画像の撮影設備を導入。ターンテーブルで回転する商品を撮影し、360°商品が見える画像を掲載(一部商品)することで、店舗同様に個々の状態を確認できるようになりました。

3取り扱い商品分類の拡充
パソコン・タブレット、スマートフォン、カメラなどの主要商品だけでなく、パソコン周辺機器・パーツ、ヘッドホン・イヤホン、テレビ・レコーダー、ゲーム機・ゲームソフトなど、取り扱い商品を順次拡大した結果、2019年11月現在、掲載点数は約9万点になりました。

4白物家電の取り扱い
ビックカメラグループの強みを生かし、店舗で展示していた白物家電を「展示品」として販売開始しました。冷蔵庫や洗濯機などの大型商品にキズやへこみがある場合はクローズアップ写真を掲載し、状態がわかるようにしています。

5多様な決済方法への対応
当初、店舗在庫の決済方法は代引きのみでしたが、より利便性を高めるため、クレジットカード決済、銀行振込、コンビニ決済、ソフマップポイント/ビック買取マネー での決済などに対応しました。

リユース事業に取り組み続けてきた成果

「第5回 日本ネット経済新聞賞」表彰式の様子

他社に先駆けてデジタル家電を中古商品として取扱ってきた当社独自のノウハウも大きな強みです。当社は、1982年からパソコンの買取を始め、30年以上リユースの経験と実績を積み重ねてきました。こうして培ってきた経験は「リコレ!」のサービス拡充にも生かしています。

長年に渡りリユース事業に取り組み続けた結果、2019年4月には、日本ネット経済新聞主催「第5回 日本ネット経済新聞賞」においてジャンル賞「中古品部門」を受賞しました。

中古専門サイト「リコレ!」が「第5回 日本ネット経済新聞賞・中古品部門賞」を受賞

店舗と連携したオムニチャネル化の推進

当社では、ネットと店舗を連携させたオムニチャネル化の推進を重点課題として取り組んでいます。
実物を見て使用感を確認したり、電源を入れて試用ができるのは実店舗ならではです。
今後は、リコレクションタイプの小型店舗の全国展開を進め、店舗の強みを活かすとともに、電子棚札などの技術の導入により、ネットと店舗の垣根を取り払い、より手軽に利用していただける環境を整えて行く計画です。

Re Collection 池袋店

リユースによる持続可能な社会のために

「リコレ!」はサービスの拡充・改善によってリユース利用の機会向上を図っています。同じくサービス拡充を続ける買取アプリ「ラクウル」との連携などを通じ、今後も「捨てない社会」の実現に向けて、リユース事業に取り組んでいきます。

次回、サステナビリティの取り組みレポート第2弾は、『買取アプリ「ラクウル」」の取り組み』と題して、リユースに欠かせない買取をご紹介します。