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【ConCom2025 後編】 大学生コンサルティングコンペティションアクションパート・最終報告会

  • 【ConCom2025 前編】 大学生コンサルティングコンペティションアクションパート・最終報告会

ソフマップは産学連携の取り組みの一環として、大学生コンサルティングコンペティション「ConCom2025」へ課題提供企業として参画しています。「ConCom2025」とは、一般社団法人ConCom運営委員会(代表:東海大学経営学部 教授:田畑智章)が主催する企業・自治体等の組織が抱える「解決したい経営上の課題」に対して大学生がチームを組んで解決に向けたアイデアの発表を行う「プレゼンテーションパート」と、そのアイデアを実際に具現化していく「アクションパート」を通して企業・自治体と協働で実現を目指す取り組みです。

アクティビティレポート【ConCom2025 前編】では、当社が抱える「解決したい経営上の課題」に対し、大学生チームが調査・分析を行い、独自の視点から解決に向けた戦略的なアイデアを発表した様子を紹介しています。
今回の後編は、「プレゼンテーションパート」で最優秀賞に輝いたアイデアを、当社と学生が協働して具現化していく「アクションパート」での活動の様子と、2026年2月に東海大学品川キャンパスで行われた最終報告会の模様をお伝えします。

アイデアを形に。
3つの班による準備

プレゼンテーション大会で選ばれた「高齢者施設でのスマホ教室」というアイデアを実現するため、2025年10月にキックオフミーティングを開催し、新たに再編成したチームで、アクションパートの活動が始動しました。活動を円滑に進めるため、チームを以下の3つの班に編成し、準備にあたりました。

•  情報収集班: シニア層のスマホ利用実態やスマホ教室のニーズをリサーチ。
•  コンテンツ作成班: 誰にでも分かりやすい教材やカリキュラムの制作。
•  施設選定班: 趣旨に賛同し、開催場所を提供いただける高齢者施設の候補を選定。

キックオフミーティングの様子

ソフマップの担当者も交えた打ち合わせは、週1回の頻度で実施。学生からは「カタカナ語を一切使わずに説明するコツはありますか? 」「教材に適したフォントサイズや、気を付けるべき配色を教えてください」といった具体的かつ熱意あふれる質問が次々と寄せられ、プロジェクトに対する真剣な姿勢が強く伝わってきました。

現場を知る。中間報告会と豊島区の「区民ひろば×ソフマップスマホ教室」での研修

2025年12月の中間報告会では、実際にスマホ教室を開催する施設と「スマホをきっかけに生活に彩りを添え、他者との交流を深めてもらいたい」という思いから、テーマは「写真・コミュニケーション」に決定しました。より質の高いコンテンツへとブラッシュアップするため、学生たちは当社が東京都豊島区と連携して実施している「区民ひろば×ソフマップスマホ教室」を実際に見学。現地で当社講師の教え方などを学び、受講者のサポートを体験しました。
「どの言葉が伝わりにくいのか」「どこで操作が止まるのか」といった現場での気づきを持ち帰り、テキストの表現を微調整。よりシニアの方々に寄り添った、充実したコンテンツへと精査しました。

  • 中間報告会の様子

  • スマホ教室の見学の様子

  • 学生が制作したスマホ教室開催ポスター

実践!スマホ教室「思い出をきれいに残そう、伝えよう」

2026年1月、プロジェクトの集大成となるスマホ教室がついに本番を迎えました。会場となったのは、神奈川県藤沢市にある高齢者向け施設SOMPOケア ラヴィーレレジデンス辻堂西海岸です。
「スマホでキレイな写真を撮り、家族や友人にLINEで送る」をテーマに学生と当社で講師を務めました。

【前半】スマホカメラの基本とコツを学ぶ座学パート

まずはスマホの持ち方やカメラアプリの起動方法、ピントの合わせ方といった基本操作からスタート。さらに、明るさの調整や構図の工夫など、「一味違うきれいな写真を撮るためのコツ」を学生たちが分かりやすくレクチャーしました。学生たちは受講者のペースに合わせながら親身になって寄り添い、「シャッターボタンは軽く指で触れてみましょう」「指がレンズに重なっていませんか?」と、つまずきやすい操作を丁寧にサポート。そのきめ細やかな対応に、受講者の皆様もリラックスしてカリキュラムを進めていました。

【前半】スマホ教室の様子

【後半】屋上での撮影フィールドワーク

教室の後半では、学んだ知識を即座に実践するため、施設の屋上へと移動し撮影会を実施しました。当日は快晴に恵まれ、遠くに雪を冠した見事な富士山を望むことができました。
受講者の皆さんは、教わったばかりのズーム機能や構図のテクニックを駆使して夢中でシャッターを切り、「見て、こんなに綺麗に撮れたわよ!」と大盛り上がり。撮影したばかりの写真をその場でご家族やご友人にLINEで送信する演習では、即座に返信が届くデジタルならではのスピード感に驚きの声が上がり、会場のあちこちで満面の笑顔がこぼれる温かなひとときとなりました。

【後半】スマホ教室の様子

参加した学生・受講者の声

スマホの操作を説明する際、つい使ってしまう「スクロール」や「タップ」といった専門用語が伝わらず、言葉選びに苦労しました。でも、苦戦していた受講者の方が操作をマスターして喜んでくれた瞬間、自分自身も『誰かの役に立てたんだ』と心から嬉しくなりました。

  • 普段、家族には聞きづらいような初歩的なことも、学生さんたちが優しく教えてくれて本当に助かりました。
  • スマホは持っていなかったけれど思ったより簡単に使えた。 これなら持ってみようかなと思えました。
  • これまで一眼レフで写真を撮っていましたが、スマホでこんなに手軽に綺麗に撮れるなら、これからは旅行や料理の写真もスマホでも楽しんでみたいです。

最終報告会:活動報告と今後の取り組み

2026年2月、東海大学品川キャンパスにて「ConCom 2025」の最終報告会が行われました。学生たちは半年にわたる活動を振り返り、デジタルデバイド解消に向けた具体的な成果と、今後のビジネス展開の可能性について堂々と発表してくれました。
今回のSOMPOケア ラヴィーレレジデンス辻堂西海岸での取り組みは、受講された皆様や施設関係者の方々から非常に高い評価をいただき、これを受け、2026年3月には同系列の施設においても、追加でスマホ教室を開催することが決定いたしました。 単発のイベントに終わらず、ニーズに応じた継続的な輪が広がり始めています。

最終報告会の様子

このたびの産学連携を通して、学生たちの柔軟な発想と熱意が、複雑な社会課題の解決に直結することを改めて実感いたしました。当社は今後も、若い世代の知恵と活力を力に変えながら、誰もがデジタルの恩恵を等しく享受できる豊かな社会の実現を目指し、デジタルデバイド解消に向けた取り組みを継続してまいります。